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本日は、以前「自己紹介」のブログで少し書いた高校時代のスランプ時のことを書こうかなと思います。
中学生までの私は今では考えられない程、能天気に本番を迎え、緊張したことなどほとんど無かったと思います😂
そんな私も高校受験の辺りから、緊張するようになっていきました。
受験までは、緊張しながらも大きな失敗はなかったのですが、高校に入学した後、スランプを迎えることになりました。
今思えば、上手な子たちが沢山いることは知っていたつもりですが、あまりの周りのレベルの高さに圧倒され、「私もちゃんと弾かなきゃ」と過剰に思いすぎるようになっていったんだと思います。
当時の私は、手足が貧乏ゆすりレベル(笑)にふるえ、頭が真っ白になり、暗譜がとび舞台上でぐちゃぐちゃになって毎回の本番が終わっていく、そんな状態でした。
初めて暗譜がとんだ時以来、始発に乗って学校で朝練をし、今から思い返してもあれ以上はできなかっなぁと思うくらいには練習するようになりました。
沢山のメンタル本も読みましたが、ぐちゃぐちゃになって本番が終わっていく状態は、1年半改善することはありませんでした。
どうしたら良いのか分からなくなった私は、2年生の頃から本番をとにかく踏みまくってみようと思いました。
初めの頃は、出る本番すべてで暗譜がとび、本当に辛かったです。そしてそのトラウマがまた次の本番でも同じ事態を引き起こすという負のスパイラルに陥っていきました。
ただ「次は何の音だったかな」「さっき上手くいかないところがあったな」など余計なことを考えると必ず弾けなくなることだけは分かっていたので、すぐに改善していったわけではありませんが、集中力を身につけること、暗譜のことではなく音楽の内容に集中して弾くことを大切にするようになり、緊張の中でも少しずつ本番での精神状態は改善されていきました。
それでも、何か考えてしまうことや、上手くいかないこともありましたが、高校時代の2年間のようになることは、少しずつ減っていきました。
ここまで、とても暗い話をしてしまいましたが、この2年間は私にとっては必要だったと今では思えています😊
もちろん当時は、「なんで私だけ」と思っていましたが、こんな私だからこそ、寸暇を惜しんで練習しないといけないと心から思って戒めになりました。
そして、そんな時があったからこそ今ピアノが弾けること、ピアノに携わるお仕事ができていることを、本当に幸せに思っています。
生徒さんが1人で舞台に立って、ピアノを弾けることも、私は、本当に偉いなと思っていますし、毎回感激しています。
生徒さんの中にも、色んな性格の子がいて、その時その時で感じていることが違うということを、私もいつも考えながら向き合いたいなと思っています☺️
そして、生徒さんたちにも、間違えずに弾くことの大切さだけでなく、どのように弾きたいのか、曲に対して、音楽に対して、意思を持ってもらえるように、一緒に1つ1つの曲に向き合っていきたいなぁと思っています!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました🌷
緑区徳重鶴が沢 鈴木梨紗子ピアノ教室
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